本郷 〜路地に洗濯物の原風景〜 13〜15 (了)
街中のごくごくありふれた光景を自然に撮ることに関して、今回の作品制作は良い修行になった。これからも、路地や街を通して人々の生活の様や時代の移り変わりを撮り続けていきたいと思う。
地図
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作品に沿えて
本郷 〜路地に洗濯物の原風景〜
文京区本郷。かつて多くの文人たちが居を構え、今なおその面影を残す街。
子供の頃、学校の行き帰りに毎日通った狭い路地や急な坂道。
洗濯物の干してあるあの路地を抜けてあいつんちへ遊びに行こう。
あの坂を誰が一番早く自転車で登れるか競争しよう。
新しい抜け道を見つける度に世界は広がっていった。
坂道を越える度に自分も成長するような気がした。
あの頃、すべての道の先には希望が待っていた。
遠い日の、淡い記憶。