専修大学写真研究会 学外展
学生の皆さんによる写真展を拝見すると、いつもその柔軟で豊かな感性をうらやましく思ってしまう。ギャラリー・ルデコで開催されている専修大学写真研究会の皆さんによる学外展も、若くて繊細な感性を感じさせてくれるものばかりだった。
以下に、特に印象に残った方々について書いておこうと思う。
金子拓樹さん
光の軌跡を長時間露光で捉えたモノクロの作品。極端に抽象化されていながら立体感や暖かさも感じさせて大変に面白い。作品点数も多いので、撮るのが大変だったろうと思う。
染谷まど香さん
赤色を主題に様々なものを撮った作品。野菜や果物、花といった生の被写体でグロテスクな世界を描こうとしているのだろうか。もっとエロくてグロい作品を見たくなる妖しさを感じさせた。
家田光祐さん / 佐藤幸平さん / 野崎新太さん
それぞれのモノクロの作品がとても良かった。構図の切り方と露出の撮り方がとても上手で構成力の高さに感心させられた。作品のストーリーをしっかり伝えられてる気がする。
早瀬佳奈さん / 堀江真由美さん / 今川久子さん
女性ならではの優しさと柔らかさが画面いっぱいに広がっている。見ていて心が安らぐ、そんな素敵な作品でとても素晴らしいように感じた。